新年のご挨拶

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新年のご挨拶

2025年01月19日
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お知らせ



明けましておめでとうございます。

 令和6年の新春を迎え、皆様におかれましては健やかに新年を迎えられたことと、心からお喜び申し上げます。

 さて、私事ではありますが、昨年まで5年間日本PTAの役員を務めておりました。 
PTAといえば身近な学校内にある組織ですが、全国規模になるとカウンターパートになるのは、文部科学省を始めとする中央省庁です。
国の教育に関わる諮問機関に、メンバーとして末席に加えていただいたことは貴重な経験となりました。
その会議体において様々な議論が行われるのですが、果たしてそれが正解なのかと思うことも多々ありました。

10年ほど前からITC教育の推進が声高に言われてきましたが、その方向性が正解なのか否か、その答えが出るのは数年後。
今の子供たちの成長の結果でしかはかることはできません。
IT先進国・スウェーデンでは、タブレットやPC11台付与する計画を進め、紙の教科書を原則として廃止するなど、
教育における思い切ったIT活用に先駆的に取り組んでいました。
デジタル社会にいち早く対応した取り組みとして日本でも評価されてきましたが、昨年からは紙の教科書に戻す動きが出てきています。
なぜなら、近年、スウェーデンの児童の読解力が低下しているようです。
「不易と流行」を考えたときに、現代の教育は「流行」に傾きすぎているように感じます。
確かにITを使ってビジネスをすることは必須です。
しかし、子供の頃に身につけるべき能力とその獲得のために必要な教育は何かということは別して検証しておく必要があると思います。
これは会社組織も同じで、不易流行の心を失った組織は決して永続することは出来ません。
過去に学ばなければ何を継承し、何を変革していくべきかという本質を見抜く力は養われないものです。
人間としての土台を本当に育む教育はより一層大切なのだと思わずにはいれません。

「企業は人なり」教養があり、人間として修養が積まれた人の言葉や表情や顔つきは、素晴らしいものになり、どんな場面でも、
同じように人に接していくことが出来るものだと思います。
しかし、このような土台なくしてスキルとして学んだものは、どこかでボロが出てしまうものです。
だからこそどれだけの時間がかかっても、人としての在り方を基礎にスキルを身に着ける必要があります。
「人間力」と「技術力」双方の個の力を高め、魅力ある組織づくりをしていくことが、皆様との信頼関係をより強くするものと信じ本年も邁進してまいります。

今年1年が皆様にとりまして、素晴らしい年でありますようご祈念申し上げますとともに、本年も変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


株式会社江田建設
代表取締役 江田明弘

 

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