明けましておめでとうございます。
令和6年の新春を迎え、皆様におかれましては健やかに新年を迎えられたことと、心からお喜び申し上げます。
令和6年10月に江田建設は創業60年を迎えます。
今日、弊社がこうして事業を継続できるのも、従業員の一人ひとりが、お客さまの気持ちや家づくりに対する想いを大切にし、
努力を積み重ねた結果であり、同時に、協力業者や地域社会の皆様をはじめとするステークホルダーの方々の支えがあって今の江田建設があります。
心より感謝申し上げます。
さて、我が国において、デフレの長期化や経済力の低下をもたらしている根本的な原因のひとつに、生産人口の減少があります。
この課題を放置すべきでないという議論は多いものの、単純に移民を増やすなど、表面的な対策だけでは真の経済力は回復せず、
やがて取り返しのつかない深刻な国力低下をもたらすことになるのではと危惧しています。
日本の国力は単に労働力の数だけに支えられてきたものではなく、日本の風土が育んできた勤勉さや真面目さ、正直さなどの国民性が、
その維持発展に大きな役割を果たしてきたと思うからです。
特に日本の労働観は諸外国と全く違います。経済的な便宜だけではなく、日本人としての観点から議論をして欲しいと願っています。
本来「経済」とは、治めるという意味の「経」と「済」は救済を意味します。
世の中を治め、民を救うという「経世済民」の略語が経済と言われていますが、ビジョンの見えない国の政策に、明るい未来を感じることはできません。
今の状況を考えれば、10年後のことどころか、来年のことさえも想像がつきません。
しかし、一つだけ明らかなことがあります。
それは、「未来とは予測するものではなく、私たちが創るものだ」ということです。
望むべくは、高い志と使命感を持った組織でありたいと思っております。
皆様におかれましては、本年も格別のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
株式会社 江田建設
代表取締役 江田明弘