秋から冬に向けてペットも体毛を衣替え。
きちんと毛の生え換わりができるよう、ふだんからペットの体温管理や被毛のお手入れにも気を付けてあげましょう。
犬の抜け毛時期
犬の毛が抜ける時期を「換毛期」といいます。
ダブルコートと言われる表毛の内側に短い毛が生える二重構造の被毛を持つ犬は3~4月、10~11月の年2回、
ごっそりと大量の毛が抜け落ち、季節に適応した毛並みに生え換わります(温度・湿度、または犬種差あり)。
換毛期には、いつも以上に小まめなブラッシングとケアが必要です。
気を付けたい換毛期ケア
子犬の頃からエアコンで温度調節された環境で育ったり、
抜け毛対策で洋服を着せている室内犬の場合、換毛期が来ない場合があります。
ただこうした犬は季節を問わず毛が抜け落ちるトラブルに見舞われてしまうことも日頃から外で遊ばせるなどして、
しっかりと四季を感じさせ、理想的な換毛期を迎えられるようケアをしましょう。
ブラッシング方法
①まずは汚れ落とし
散歩や運動での汚れを拭いたり、雨などで濡れた毛をタオルやドライヤーで乾かします。
汚れ落としの後、蒸しタオルで全身をマッサージ。
皮膚の様子を観察しながら健康状態もチェック。
②少しずつ慣らして
専用ブラシで、初めは短時間。
犬が嫌がったりしないように慣らしていきます。
ブラシは3本の指で持ち、手首に力を入れずに軟らかく回転させるように。
ダブルコートの犬は、逆毛→毛の流れに沿ってブラッシングし、抜けた下毛(アンダーコート)をしっかりと取り除きましょう。
③ていねいにゆっくり
首から背中、胸・腹、足、尻部へ。
耳の飾り毛や足の四肢の付け根など毛玉になりやすいところはゆっくりていねいに。
毛玉は先の方に少しはさみを入れてコームでほぐします。
冬の乾燥時には薄めたリンス液や水をスプレーして静電気を防止。